2022年12月8日、知的財産・技術移転部の樋口特命教授が仁愛女子高等学校のグローバルサイエンスコース1年生の16名に、「その柔らか頭から発明が」と題して、講演とワークショップを行いました。同高は夏に産学官連携本部で普段は研究に使われている走査型電子顕微鏡を使った操作体験実習を行っており、そのご縁で講演させていただきました。

初めに樋口特命教授は、身近な医薬品が研究開発から社会に流通するまでの話を織り交ぜながら特許の重要性を説明しました。そして特許出願して、発明を特許とするために必要な条件の「新しいこと」とは何かについて、三角定規を例に解説しました。

続くワークショップでは4人程のグループに分かれ、「新しいこと」を見つけ出す柔軟な発想や思考法を体験してもらいました。今回は「ジュースの分け合い方」を課題に「なぜなぜ思考」、「水平思考」、「SF的思考」のそれぞれの思考方法の流れに沿って、解決策を考えてもらいました。生徒からは、水平思考として「ジュースをアイスクリームにして分ける」などの発想があり、自分の得意な思考方法を見つけてもらうとともに、1つの課題に対して様々な方向に考えや可能性を広げていく思考方法があることを知っていただきました。





本事業では、次世代がん医療の創生に向けて出口を意識した国際的にも質の高い基礎的研究を支援し、企業やAMED他事業への導出を進めるとともに、がんの本質の更なる追究に努め、臨床現場を大きく変革するような、新たな医薬品等の早期社会実装に繋がる研究開発の加速化を図ることで、日本のみならず、世界のがん患者やその家族の「希望」となる研究成果の創出に繋げます。


橋渡し研究プログラムは、健康・医療戦略(令和2年3月閣議決定)等に基づき、文部科学大臣が認定した機関(橋渡し研究支援機関)を活用し、アカデミア等の優れた基礎研究の成果を臨床研究・実用化へ効率的に橋渡しするために研究費等の支援を行い、革新的な医薬品・医療機器等の創出を目指しています。


医療機器の開発に際し、知財・法務等の課題や、異業種からの新規参入、国際展開に関する課題に対応するため、全国の医療機器開発支援機関と連携して、専門コンサルタントによる対面助言(伴走コンサル)等を行い、医療機器開発事業者に対して切れ目ない支援を実施することを目標とします。


本事業では、①科学的根拠の収集、②新たな科学的知見の創出、③用語や規格等の標準化、④利用実態等の把握など、「統合医療」における漢方や鍼灸等の各種療法に関する研究開発を行い、国民及び医療従事者の健康保持や疾病治療・予防の選択肢を増やし、医療の質の向上をはかるための委託事業です。


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