平成29年3月6日、総合研究棟Ⅰ 13階大会議室にて、「福井大学とのトップ懇談会」を開催いたしました。

 本懇談会は、福井大学産学官連携本部協力会企業のトップの方々を中心に、本学眞弓学長をはじめ、役員、部局長、産学官連携活動を担う各部を担当する教員、自治体で産学官連携活動に携わられている方々等が集い、福井県下を中心とする産業界をより活性化させていくに際し、福井大学を中心とする産学官連携活動が担うべき役割について意見交換を行うものです。今回で第17回目となり、企業47名、大学31名、機関等8名の計86名が参加しました。

 今年度の懇談では、例年と趣向を変え、より多くのご意見をいただくことと論議を少しでも実りのあるものにするために、出席者が4つのグループに分かれて意見交換を行いました。グループ懇談では、産学官連携活動と地域の活性化、福井大学に望むことなどをテーマに意見交換され、「大学の研究への参画するハードルが高い」「企業のニーズに対して、大学はマーケティングの観点が不足している」「大学はよりグローバル化をすすめる」等の意見がだされました。

 眞弓学長は懇談内容を受けて、「大学が外から見られていることももっと意識していくこと」「大学のシーズだけではなく、社会のニーズに合致した研究が必要」等の意見を述べました。



 福井大学および県内各大学と公設機関は、産学官連携を通じてイノベーションの創出を牽引すべく、県内大学や試験研究機関における研究成果の企業への技術移転の促進を図るための組織「ふくい知財フォーラム」の活動の一環として、第7回「ふくい知財フォーラム」セミナーを、3月13日(月)に福井大学文京キャンパスで下記のとおり開催します。
産学官金連携活動を更に積極的に推進するためのきっかけ作りに役だてて頂きたいと思います。

 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 なお、参加を希望される方は、お手数ですが、産学官連携本部宛てご連絡願います。
 
                  記

    開催日時  平成29年3月13日(月) 13:30-17:00
    
    開催場所  福井大学文京キャンパス総合研究棟Ⅰ 13階大会議室


【プログラム】

1.開会挨拶 (13:30-13:35)福井大学 研究、産学・社会連携担当理事 副学長 岩井 善郎              
  来賓挨拶 (13:35-14:05)
      日華化学株式会社 コーポレートリサーチセンター長        松田 光夫 氏
      文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課
                   大学技術移転推進室 専門官      川口 聖司 氏
      近畿経済産業局 地域経済部 産業技術課 特許室 
                       工業所有権活用専門官     堀口  剛 氏

2.各機関の知財活用活動と許諾可能公開特許・シーズ、支援活動のご紹介(14:05-14:45) 
  福井県工業技術センター 若狭湾エネルギー研究センター 福井工業大学 福井工業高等専門学校
  ふくい産業支援センター 福井県発明協会 福井県立大学 福井大学

3.講演1 (14:45-15:25)
  「コーディネート支援活動"出張キャラバン隊"を軸にした産学連携/知財交流会事業について」
           公益財団法人川崎市産業振興財団 新産業振興課 課長補佐 酒井 賢二 氏

4.パネル展示・休憩 (15:25-15:55)            場所:大会議室横のホワイエ
    福井県内の各公設機関、大学高専等の研究内容、知財支援活動等をパネル展示  
     --- 研究者やコーディネータがパネル前で内容をご説明します ---

5.講演2 (15:55-16:25)
  「地域連携による知的財産の権利化・活用事例 ~医療現場のニーズから~」
      新潟大学 地域創生推進機構 知的財産部門長 新潟大学大学院 技術経営研究科
                               教授・弁理士 宮田 敦久 氏
6.参加型ワーク (16:25-16:55)          
   知財活用活動の課題、公開特許・シーズを活用するための課題は何か
  --- 参加者からのクリッカー回答により課題認識の共有化を図り今後の活動につなげます ---

7.閉会挨拶 (16:55-17:00)         福井大学 産学官連携本部 本部長 米沢 晋

【主催】 福井大学
【共催】 福井県、福井県立大学、福井工業大学、福井工業高等専門学校、
    (公財)ふくい産業支援センター、(公財)若狭湾エネルギー研究センター、
    (一社)福井県発明協会、福井大学産学官連携本部協力会、
     ふくいオープンイノベーション推進機構
【後援】 経済産業省近畿経済産業局


 福井大学産学官連携本部では、学生と地域産業界を結ぶキャリア教育的取り組みとして、キャリアアップセミナーを毎年開催しています。このセミナーは、多数の企業がブースで企業や業界を紹介する「企業研究セミナー」と、「企業によるミニプレゼンコーナー」「大学院進学コーナー」で構成され、学生が自身の将来について考える内容になっています。
 本年度は、平成28年12月16日12時~17時30分に、総合研究棟Ⅰ 13階大会議室にて2部制で開催いたしました。参加企業は75社、来場学生数は289名にのぼり、例年より多くの学生が参加しました。

 参加学生は、次のような感想を述べていました。

「顧客の求める製品を提供していけば、自然と全国シェアという結果もついてくる、という言葉が私のなかに残りました。」(工学部学生)
「自分は情報科なので、どういった形で貢献できるか聞いてみたところ、最近では地理情報を測量するのにドローンを利用することが多く、またその他にもマップ上で災害時のシミュレーションを行う際等にシステムを構築するので、そこでプログラミングができる人が欲しいとおっしゃっていました。」(工学研究科大学院生)
「自衛隊の中には教育、技術職、医療、警察や消防まで幅広い職種があることが分かり、まるで一つの社会が構成されているように感じた。」(国際地域学部)
「入社してからさまざまな研修を受け、スキルを身につけることができるため、文系でもキャリアを積むことができるのというのも大きな魅力。」(教育地域学部)
「銀行が金融企業となった前に、サービス業とか接客業とかに所属していた。見えざる商品だし、お金に関する業務だし、世の中のすべての人がお客様という態度に感動させられた。手伝われば手伝うほど、お客さんと仲良しになった銀行員も少なくない。」(留学生)




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