臨床研究・治験推進研究事業では、日本で生み出された基礎研究の成果を薬事承認に繋げ、革新的な医薬品を創出すること等を目指して、科学性及び倫理性が十分に担保され得る質の高い臨床研究等を推進するとともに、日本の臨床研究や治験の更なる活性化を目的とした研究を推進します。


国立研究開発法人日本医療研究開発機構では、平成30年度「橋渡し研究戦略的推進プログラム」に係るシーズの公募及び「革新的医療シーズ実用化研究事業」の公募を合同で行います。


以下の2事業に関して公募します。
1)革新的中分子創薬技術の開発
中分子化合物のうち、特に、天然化合物の化学構造最適化に必要な誘導体展開を実現するためのバイオ合成創薬技術を開発します。また、中分子化合物が生体膜を透過して創薬標的への特異的な効果を実現できるか、あらかじめ絞り込むための評価・予測のシミュレーション技術の開発を目指します。
2)バイオ医薬品の高度製造技術の開発
高度なバイオ医薬品製造、特に抗体医薬品の連続生産等に関わるアップストリーム(細胞構築、生産)からダウンストリーム(分離精製、品質管理)までの要素技術やそれらをプラットフォームした技術を一貫して開発することにより、バイオ医薬品の連続生産等に関わる基盤技術の確立を目指します。


本プログラムは、研究データの統合的な活用を図るため、日本の生命科学研究などによって産出された研究データを広く収集するデータベースを対象とし、より多くの多様な研究者にとってより価値のあるものへと発展させる研究開発を推進します。生命科学に関わる研究者が、目的とする科学的知見を簡単に閲覧、参照できるだけではなく、単独の研究からは得ることのできない関連分野の有用情報を発見し、また公開データを用いた大規模解析によって新たな知見をみいだす事が簡単な情報基盤の確立を目指します。


厚生労働科学研究費補助金(以下「補助金」という。)は、「厚生労働科学研究の振興を促し、もって、国民の保健医療、福祉、生活衛生、労働安全衛生等に関し、行政施策の科学的な推進を確保し、技術水準の向上を図ること」を目的とし、独創的又は先駆的な研究や社会的要請の強い諸問題に関する研究について競争的な研究環境の形成を行い、厚生労働科学研究の振興を一層推進する観点から、毎年度厚生労働省ホームページ等を通じて、研究課題の募集を行っています。


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