我が国の厳しい気象・海象条件の中で、洋上風力発電の導入拡大を実現するには、浮体式洋上風力発電の導入が必須であり、そのためには一層の発電コストの低減が求められています。本事業では、浮体式洋上風力発電の低コスト化技術開発に関する検討を行います。また、洋上風力発電の低コスト化技術開発のロードマップを作成するとともに、欧州で行われているJoint Industry Project(JIP)方式による技術開発について検討します。


本事業では、日本とアジア諸国が連携し、臨床試験実施拠点のネットワークの構築を図るために、臨床試験を実施するための基盤整備に関する研究を広く公募により支援します。具体的には、国内において基礎的な研修などを実施すること、また、治験・臨床試験が実施されることが想定されるアジア諸国においては、ニーズの把握や拠点病院の整備と臨床試験ネットワーク構築を実施することを支援対象とします。
今回の事業の中では、「感染症分野」と「非感染症分野」においてそれぞれ体制整備を行うこととし、公募を実施します。最終的には体制整備した拠点病院との間で、医薬品・医療機器に関する国際共同治験が開始されることを目標とするため、製薬企業等の積極的な連携を目指す研究を強力に支援します。


本公募は、日欧それぞれの強みを生かし、サイバー、フィジカル両空間において社会が直面する様々な脅威に対するICTを活用した革新的な対処法の創出を目的としています。本公募分野には、AI, IoTなど様々なICTを活用した、自然・人為的災害、都市化・過疎化、高齢化、サイバー攻撃、エネルギー・資源・食糧問題などの社会課題の解決に向けた取り組みが含まれます。いずれの提案においても、最終的に実社会への適用を見据えた研究を目指すことが期待されます。


生産者の生産性を飛躍的に向上させるためには、近年、技術発展の著しいロボット、AI、IoT、5G等の先端技術を活用した「スマート農業」の社会実装を図ることが急務であるため、ローカル5Gに対応した、現在の技術レベルで最先端の技術を生産現場に導入・実証する取組、併せて、スマート農機のシェアリングなどによる導入コスト削減に資する取組について、公募を通じて委託します。


AMED では、COVID-19 に関する世界的に迅速かつ有効な対策が求められる状況に鑑み、診断法や治療法、ワクチンや医療機器等に関する研究開発を幅広く推進しています。そして今回、本プログラム「感染症研究開発 ELSI プログラム」を立ち上げ、感染症研究の領域における倫理的・法的・社会的課題やコミュニケーションのあり方に関する調査を実施することにより、感染症の医療研究開発に資する知識や技術等の創出を目指します。


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