活動報告

 2017年5月13日から16日にかけて、我が国の国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と中華人民共和国国家外国専門家局第主催の第11回日中大学フェア&フォーラムin CHINA 2017が上海と杭州にて開催され、日本からは25大学の学長らが参加しました。
 上海会場では、本学から眞弓光文学長及び米沢晋産学官連携本部長が「日中大学学長・高等専門学校校長個別会談」に臨み、出展ブースにおいて、西安理工大学を始めとする大学等数校との交流を図った上、留学支援などを通じた今後の協調関係の構築について様々な意見交換を行いました。また、「日中大学フォーラム」では、「大学における地域貢献のあり方」分科会において、眞弓光文学長がパネラーの一人として登壇、地域と連携した魅力ある大学づくりについて、事例を交えながら紹介の後、日中での大学が地域貢献に対して抱える様々な課題や将来展望についてのディスカッションを行いました。
 杭州会場では「日中研究成果・技術フェア」に参加し、福山客員准教授がブース出展および口頭発表を行いました。ブースでは、産学官連携本部の取組である「知の融合」、「人の交流」を基本とする産学官連携活動を通した研究教育現場の活性化や民間企業、公的な試験・研究機関との開発・研究を支援する研究プロジェクトの創出や知的財産管理、起業教育・支援、試作開発事業、産業界向けの公報、設備・機器の共用化、技術相談等を行い社会への貢献についての紹介を行いました。また、口頭発表の技術紹介では現在、産学官連携本部(福山厚子・堀照夫・米沢晋・許章煉・葛原正明(工学部)・長谷川和久(石川県立大))と日本振興株式会社環境事業部(益村義幸・森大輔・金丸博)で行われている共同研究「太陽光発電を利用した電子植栽技術による植物成長と土壌環境への影響」について、電子植栽に関する基本的な効果や太陽光発電を用いたシステムの構築といった点を主に、実証化検討を進めた成果を紹介しました。発表後、中国側参加者から多数の問い合わせをいただき、中国における環境保全技術開発への貢献に可能性について意見交換を行いました。
 産学官連携本部では今後も、教育・学術研究・成果の社会提供を前提とする日中の親交を深め、持って地域の発展を担う活動を継続してまいります。



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