研究費助成関係
最終更新日:2019年11月07日(木) 13時34分
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
令和2年度肝炎等克服緊急対策研究事業
C型肝炎領域では、経口治療薬(インターフェロンフリー治療)の普及により治療成績の向上がもたらされましたが、
治療薬不応患者への対応(対策)やC型肝炎ウイルス排除後の病態の解明などの新しい課題が見出され、速やかな
対応が求められています。B型肝炎については、VR(Virological Response)率の改善及びHBs抗原の消失を目指した
新規治療薬・治療法の開発や、核酸アナログ製剤を安全に中止する方法の確立等に向けた研究を行います。さらに、
B型肝炎ウイルス持続感染者における宿主側遺伝因子と慢性肝炎・肝硬変・肝がんの進展リスクの関係性を明らかにし、
個別化医療の開発につながる研究を推進します。また、ウイルス性肝炎の新規感染や感染拡大の防止、肝炎の治療に
つながるワクチン等免疫反応を応用した新規予防・治療法の研究を行います。肝硬変や肝発がんについては、線維化や
発がんの機序を解明し、病態進展や合併症の評価および予防につながる研究が必要です。特に肝硬変においては、
新たな技術を用いた予防法、治療法の開発研究を行います。肝がん全体の中で非ウイルス性肝がんの占める割合が
増加してきている背景から、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)/非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の病態解明や
治療等に関する研究も進めます。これら肝炎研究に携わる若手研究者の育成を実践的な環境下で行い、肝炎研究の
人的基盤の拡大を図ります。
分野
医療系
対象
常勤 , 若手向け
金額
500万~2千万未満 , 2千万~5千万未満
提出期限
2019年12月04日
正午(e-Rad、要e-Rad機関承認)
学内締切
2019年11月20日
※提案書を担当までご提出ください。準備中の場合はご相談ください。
注意事項
注1:配分機関だけでなく学内申請期限についても厳守願います。
学内申請期限の時点で準備中の場合はご相談ください。
注2:他機関等との連携が必要な場合は、準備資料の確認等がございますので、
事前に担当までご連絡下さい。
注3:本メール掲載情報は、公募要領等から抜粋・編集しております。
詳細は、配分機関HP及び公募要領にて必ずご確認下さい。
内容
(1)肝発がん等を考慮したC型肝炎治療後の病態及び経過に関する研究
(2)ウイルス性肝炎の薬剤耐性が及ぼす病態変化に関する研究
(3)肝移植前後のウイルス性肝炎に対する治療法や病態進展制御法に関する研究
(4)小児ウイルス性肝炎患者の病態進展評価及び治療選択に関する研究
(5)肝硬変患者のQOLの向上及び予後改善に資する研究
(6)肝硬変の病態進行機構の解明や治療法等の開発に資する基盤研究
(7)肝線維化の病態を低侵襲かつ効率的に評価・予後予測する新規検査系の開発に関する研究
(8)非B非C型肝炎及び肝発がんの病態解明や治療等に関する研究
(9)経口感染によるウイルス性肝炎の感染防止、病態解明、治療等に関する研究
(10)肝疾患領域における新たな知見の創出や新規技術の開発に関する研究
(11)【若手育成枠】肝疾患領域における新たな知見の創出や新規技術の開発に関する研究
2.概要
期間:最長3年
金額:(1)(2)2,300万円/年
(3)(4)(5)1,000万円/年
(6)(7)(8)(9)1,500万円/年
(10)1,300万円/年
(11)800万円/年
採択:0~3課題(各課題により異なる)
関連リンク
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情報発信元
産学官連携本部研究企画・管理部
内線番号:2057、2842、2847