研究費助成関係
最終更新日:2018年11月06日(火) 10時39分
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
31年度肝炎等克服緊急対策研究事業
C型肝炎領域では、経口治療薬(インターフェロンフリー治療)の普及により治療成績の向上がもたらされましたが、
治療薬不応患者への対応(対策)やC型肝炎ウイルス排除後の病態の解明などの新しい課題が見出され、速やかな対応が
求められています。B型肝炎については、VR(Virological Response)率の改善及びHBs抗原の消失を目指した
新規治療薬・治療法の開発や核酸アナログ製剤を安全に中止する方法の確立等に向けた研究を行います。
さらに、B型肝炎ウイルス持続感染者における宿主側遺伝因子と慢性肝炎・肝硬変・肝がんの進展リスクの関係性を
明らかにし個別化医療の開発につながる研究を推進します。また、ウイルス性肝炎の新規感染や感染拡大の防止、
肝炎の治療につながるワクチン等免疫反応を応用した新規予防・治療法の研究を行います。
肝硬変や肝発がんについては、線維化や発がんの機序を解明し、病態進展や合併症の評価につながる研究および予防に
繋がる研究が必要です。特に肝硬変においては、新たな技術を用いた予防法、治療法の開発研究を行います。
肝がん全体の中で非ウイルス性肝がんの占める割合が増加してきている背景から、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
/非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の病態解明や治療等に関する研究も進めます。
これら肝炎研究に携わる若手研究者の育成を実践的な環境下で行い、肝炎研究の人的基盤の拡大を図ります。
分野
医療系
対象
常勤 , 若手向け
金額
500万~2千万未満 , 2千万~5千万未満 , 5千万~2億未満
提出期限
2018年12月03日
正午(e-Rad、要e-Rad機関承認)
学内締切
2018年11月19日
※提案書を担当までご提出ください。準備中の場合はご相談ください。
注意事項
注1:学内における申請期限厳守でお願い致します。準備中の場合はご相談ください。
注2:他機関等との連携が必要な場合は、準備資料の確認等がございますので、
事前に担当までご連絡下さい。
注3:本メール掲載情報は、公募要領等から抜粋・編集しております。
詳細は、配分機関HP及び公募要領にて必ずご確認下さい。
内容
(1)C型肝炎の直接作用型抗ウイルス薬による治療後病態に影響を及ぼす宿主因子、ウイルス因子及びその他の因子に関する研究
(2)C型慢性肝炎から発がんに至るまでの機構の解明とその制御に関する研究
(3)肝硬変患者の肝機能改善につながる医療技術の創出を目指した研究
(4)免疫応答を応用したC型肝炎の新規治療法/肝硬変治療法/肝発がん予防法の開発
(5)肝炎ウイルスの感染複製増殖と病原性発現機構を解明するための基盤的研究
(6)肝炎ウイルスの病原性発現を阻止する新しい治療法開発に資する研究
(7)B型肝炎ウイルス及びヒトゲノムの解析に基づくクリニカルシーケンスに向けた研究
(8)HBs抗原消失を目指した治療に資する研究
(9)非代償性肝硬変まで含めたC型肝炎治療後の生命予後に関する研究
(10)肝疾患領域における新たな知見の創出や新規技術の開発に関する研究
(11)【若手育成枠】肝疾患領域における新たな知見の創出や新規技術の開発に関する研究
2.概要
期間:最長3年
金額:750万~7,500万円/年(各課題により異なる)
採択:各0~2課題
関連リンク
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情報発信元
産学官連携本部研究企画・管理部
内線番号:2057、2842、2847