本プロジェクトでは、航空機の燃費改善、環境適合性向上、整備性向上、安全性向上といった要請に応えるため、
複合材料等の関連技術開発を中心として、航空機に必要な信頼性、コスト等の課題を解決するための要素技術を
開発します。今後の航空機需要の70%を占めると予想されている細胴機の製造プロセスで必須となる、複合材を
用いた部材の低コスト、高レートな新しい成形組立技術の確立を目指します。これにより、航空機の燃費改善による
エネルギー消費量とCO2排出量の削減、整備性向上、安全性の向上並びに我が国の部素材産業及び川下となる加工、
製造産業の国際競争力強化を目指します。


本事業ではカーボンリサイクル技術の要素技術確立のために共通基盤技術開発を実施します。
研究開発課題は、2018年度~2019年度のNEDOの調査事業である「次世代火力発電等技術開発/
次世代火力発電技術推進事業/CO2排出削減のための要素技術検討(プロジェクトコードP16002)」の
成果報告書において、「2.3研究開発要素の検討」および「3.3研究開発要素の検討」の中で挙げられた
研究開発要素のうち、「6.研究開発シナリオの検討」にて2020年頃に研究開発開始と計画されている
技術課題を主に対象とします。


本プログラムでは、廃炉基盤研究開発課題、潜在的な廃炉課題など、1F廃炉を着実に進展させるためのニーズに基づいた
研究開発の推進により課題解決を目指すため、JAEAが現場のニーズ、6つの重要研究開発課題、大学等が有する
研究シーズ等を俯瞰的に分析して作成した「基礎・基盤研究の全体マップ」の中で、「基礎基盤研究の追求により
課題解決につながる(青色評価)」と評価された課題の解決に資する研究を中心に推進します。


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