持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
詳しくはこちら(外務省サイト)
本研究室メンバーによってゲームを実際にプレイ・数値的な評価を行い、SDGsの意識向上に関与しそうなゲームを選出しました。
選出されたゲームを複数の大学においてワークショップを行い、SDGsに関係するターゲットの調査やよりシリアスゲームとして求めるゲームの機能や要素についてアイデアの発散を行いました。これまでの調査内容の概要がこちらです。本研究は 2020年度中山隼雄財団の重点研究助成 をきっかけにスタートいたしました。
カリブ海に浮かぶ島国を運営する箱庭型のシミュレーションゲーム。政治が重要な要素となる街づくりシュミレーションゲーム。国民に納得してもらえるような政策を行わなければ選挙で落ち、ゲームオーバーになる。そのため多くの民衆のことを考えて政治を行う必要がある。
鉄道会社の社長として、リアルな街づくり体験ができる都市開発鉄道シミュレーションゲーム。鉄道の延線やダイヤの決定、施設づくりを通して利益と観光都市としての発展を双方に考えながら街づくりを学べる。
限られた資源や人を用いて大寒波から人類を生存させるために持続可能な都市設計をする都市設計型生存疑似体験ゲーム。大寒波に襲われ残された街のリーダーとして熱を手に入れるためにインフラ、テクノロジーを発展させる。効率的な資源配分や大寒波の設定から気候変動や街づくりを考えることができる。
水族館経営シュミレーションゲーム。購入した魚を展示する際魚の特性を把握する必要がある。プレイの過程で魚に関する知識を学べる。また経営者として従業員の管理も同時に行う。
「ミツバチ」視点のシュミレーションゲーム。「ミツバチ」視点のシュミレーションゲーム。花粉を巣に集める過程でミツバチの役割、生態系との関係性、習性、を間との関わりから生態系、虫・生き物・花の知識を学べる。
新たな世界で生命を生み出すハコニワ育成シュミレーションゲーム。地形をいじり生態環境を変化させることでその生態環境に適合した生物が生まれる。生態系を学ぶことができる。
地底世界に落ちてしまったニンゲンが地上へ脱出するためにモンスターの世界で奮闘するRPGゲーム。普通のRPGゲームと異なり相手をただ倒すだけではなく共存・支配など選択肢がある。敵が非常に個性的で感情表現が豊かである。
個々のプレイヤー(シム)を通して様々な人生を体験する人生シミュレーションゲーム。リアルな感情と欲求を持つシムでスキルUP・シュミ・結婚・お金を稼ぐこと通して人生のライフイベントや仕事と生活のバランスを考えて自分の将来を考えるきっかけを作れる。
引き続き更新していきます